戦争をおもう

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物心ついた時から、8月中旬以降の

残暑の頃にせつなくなるというか、

悲しくなる。

 

終戦の日、お盆、日航機事故、

大好きだったおばぁちゃんの死、

そして、眩しい夏が終わる頃という

色々なものが重なるからであろう。

 

世の人も同じではないかな。

 

戦争ものは、見なければという気持ちと

避けたいという気持ちが入り混じるものだが、

子供達の巣立ちが近づくにつれ、

そして経験した80〜100歳の方々が

少なくなるにつれ、戦争が悲惨で

あった事を知る術だけでも伝える事を

しておかなければと感じている。

 

今年は、知らなかった悲劇を見聞きする

ことが多かった。

 

原爆、特攻、インパール作戦アウシュビッツ

、シベリア抑留など、よく知られるものの他に

戦犯として裁かれた韓国の方、

ナチスに加担させられ、同胞をガス室

送る任務についていたゾンダーコマンド達、

引き揚げ船でコレラが発生、故国を

目の前にしながら近づけねまま亡くなった

人達、その人達をお世話した看護師達、

沖縄戦のお話、戦災孤児のその後、、、

 

こうも残虐になれるものなのか。

これほどの悲しみや苦しみがあるのか。

身体だけでなく、

人間の心を奪っていくのが戦争なのだな。

 

二十四の瞳

この世界の片隅に

シンドラーのリスト

戦場のピアニスト

ライフ イズ ビューティーフル

 

映像の力もかりて、史実に学び

同じ過ちを犯さない事が

私達がしなければいけないこと。

 

戦勝国側は何もなかったのか、

いや、戦争さえなければ歯車が

狂わなかったひとが大勢いた。

 

父親たちの星条旗も地味だが

普通の人がプロパガンダに利用される

怖さを思わされる。

 

漫画 アドルフに告ぐ も読むべき。

 

8月15日に、テレビで動物に味見させて

料理の腕を比べるなどという

くだらない番組をやっていた。

 

平和ボケと呆れるのを通り越して

虚しくなった。日本はどこへ行って

しまうのだろう。

 

まだ、世界で紛争は続いている。

子供達には、平和を持続する努力、

1人でも多く平和を享受する人を

増やせる努力のできる人になってもらいたい。

 

自分も人生後半、努力したい。